こんな時に漢方

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肌荒れ、皮膚病

肌荒れ(ニキビ・吹き出物)

体の内側に異常があり、その毒素が外へ出るのが皮膚病と言えます。原因を探り、一人ひとりに合った漢方薬をお選びします。
「皮膚は内臓の鏡」と言われる様に、体の内側に原因があって、肌あれ、赤い吹き出物、白ニキビなどが出てきます。皮膚病の病名は1000種類はあると言われますが、漢方では体質を見極め、どこに原因があるかを探り、体質改善を図って行きます。

あらゆる皮膚病

  • 肌あれ
  • アトピー性皮膚炎
  • 尋常性乾癬
  • 掌蹠膿疱症
  • 脂漏性
  • 皮膚炎
  • にきび
  • 水虫
  • 湿疹
  • 蕁麻疹
  • 皮膚のかゆみ
  • ケロイド
  • 薬疹
  • 主婦湿疹
  • 乾燥肌等
アトピー

アトピー

アトピーの原因は免疫細胞「Th2細胞」

アトピー性皮膚炎とは、もともとアレルギーを起こしやすい体質の人や、皮膚のバリア機能が弱い人に多く見られる皮膚の炎症を伴う病気です。アレルゲンなどの刺激によりかゆみを生じ、皮膚をかくことで皮膚の角質が壊れ、アレルゲンを再び生み出すといった「悪循環」が原因で完治が難しい病気とされています。
この「悪循環」を改善することによって、皮膚の再生を健康な状態に戻します。アトピーになる人は「T細胞」という細胞の働きが、健康体の人と違うことから起こることが分かっています。
T細胞とは、体に侵入したウイルスを排除する働きをします。健康体の人は「Th1細胞」が、アトピーになる人は「Th2細胞」が多いとされています。
Th1細胞 細菌・ウイルスなどの異物を攻撃・破壊して感染を防御する「一過性の反応」。
Th2細胞 カビ・ダニなどに反応し、他の細胞(B細胞)にIgE抗体を作らせる「抗原抗体反応」。
Th2細胞が多いと、外的の侵入に対して抗体を作って対抗します。ですが、その抗体を作る働きで皮膚が強い炎症状態を起こします。治療法としては、Th1細胞を増加させることで体の状態を健康体に戻し、炎症を過剰に起こさないようにする「免疫正常化治療」が有効とされています。
Th1細胞を増やすためには菌類(ヨーグルトに含まれる乳酸菌・納豆に含まれる納豆菌・きのこに含まれる担子菌など)の摂取が不可欠です。菌類を摂取することによって幼弱T細胞がTh1細胞に変換されるからです。
漢方薬では、サンシシやキハダなどを合わせることによりTh1細胞を増やす効果があります。体質改善を目標とした漢方薬との併用が有効です。炎症が強く、熱がある場合や、肌に水疱がある場合、肌が乾燥している場合など、皮膚の状態に合わせて漢方薬を選ぶことで症状を抑えながら体質の改善を行えます。あきらめずにご相談下さい。
婦人病

婦人病

最近、若い女性に『生理不順』・『無月経』・『生理痛』・『子宮筋腫』・『子宮内膜症』などの婦人病が急増しています。女性が社会に進出するようになり、晩婚化や少子化、そしてなによりストレスが大きな原因と考えられています。大きなストレスまたは、長い時間ストレスを感じることで気滞(気のめぐりが悪い状態)が生じます。気滞が生じると血液の流れも悪くなってしまいます。
婦人病のほとんどが、気滞によりホルモンバランスが乱れることから起こります。治療方法としては、悪くなった血液の流れを改善する漢方(活血剤)や気のめぐりをよくする漢方(理気剤)を使い、乱れたホルモンバランスを整えることで症状を改善していきます。
ぜんそく

ぜんそく

『咳こむと止まらない』、『夜中に悪化する』、『痰が切れにくい』、『薬が手放せない不安』
ぜんそくの人の気道は、症状が出ていないときでも常に炎症をおこしており、健康な人に比べて気道が狭く、空気が通りにくくなっています。炎症がおこっている気道は粘膜が過敏な状態になっていて、正常な気道なら問題のないホコリやタバコの煙、アレルギーの原因物質、ストレスなどのわずかな刺激が加わることで狭くなり、空気の通りが悪くなって「咳・痰・呼吸困難」などの発作がおきてしまいます。
漢方では、発作を起こすのは必ずしも呼吸器だけではなく、胃腸系をはじめ体質や精神面(ストレス)にも影響されると考えます。そこで、小児喘息などでは胃腸を強くすることで食事がすすみ、体質が改善され喘息も出にくくなるといった治療法もあります。
不眠症

不眠症

検査を受けても何の異常も見つからないことの多い不眠症。日本では5人に1人が不眠の症状で悩んでいるとされています。なかでも、男性より女性に多いとされています。これにより、女性ホルモンの分泌の乱れと大きく関わった精神症状であるのではないかと考えられています。
女性ホルモンの分泌量は月経周期により変化します。こうした変動に伴って心身の状態も変化し、様々な症状が現れます。「不眠症」もそのような症状の一つです。ホルモン分泌の乱れによって「イライラ」が生じ「不眠」に、そして「不眠」が生じることで寝不足になりさらに「イライラ」が増すという悪循環が起こります。こうしたイライラ・不眠は西洋医学では原因が特定できないことがほとんどです。しかし漢方では原因が分からなくても、全身の状態を改善することを目的として治療を行うので、イライラ・不眠の治療は特に有効とされています。
漢方では心と体の両面から治療を行います。原因を特定して治療するのではなく、全身の状態を整えていき、本来の落ち着きや眠りを取り戻すための治療を行います。
メニエル・めまい

メニエル・めまい

難聴、耳鳴り、耳が詰まる感じなどの聴覚症状を伴うめまい発作が反復して起こる病気をメニエル病と言います。内耳にある蝸牛(かぎゅう)または三半規管と耳石器が内耳のリンパ液が必要以上に増えることで水ぶくれになっている状態です。三半規管と耳石器に症状が出ると、少し頭を動かしただけでもグルグルと回転するような回転性のめまいがおきてしまいます。一方、蝸牛に症状がでるとめまいはなく「耳が詰まった感じ」や「耳鳴り」、「音が響く感じ」症状が強くなると難聴を自覚するようになります。
漢方では、リンパ液の増加による回転性のめまいや吐き気・難聴などの症状がある場合は、体内にたまった余分な水分を取り除く利水薬・化湿薬を処方します。また、メニエル病の方は、胃腸が弱く下痢をおこしやすかったり、冷え症の方が多く、体の中から余分な水分を外に出すことで、メニエルだけでなく冷えや胃腸の症状も改善される方も多くいらっしゃいます。三半規管が炎症をおこしてしまっている場合には、抗炎症作用のある柴胡(さいこ)という生薬が配合された漢方薬をもちいます。
頭痛

頭痛

「頭痛薬を慢性的に服用している」、「頭痛薬の量が増えてしまっている」、「頭痛薬をやめたい」と思っているがなかなか止められない方、頭痛と一言で言っても原因や症状が違うので治療方法もそれぞれです。自分の症状に合った治療方法で頭痛のない健康的な体質に改善しましょう。
一般的に慢性頭痛を分類すると、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛、複合型となります。ですが、漢方的、中医学的に証(病態)として分類すると少し異なります。

漢方的、中医学的証(病態)分類

外感
気候の変化や生活環境などの外部環境の変化、日常生活の不摂生などによって起こる。(主に風邪)
脾虚、痰濁上擾
体質や内部の二次的な影響による頭痛(回転性のめまい、メニエル、天気の悪い時に悪化)
肝風内動
めまい・動悸を伴う頭痛、高血圧を伴う頭痛、フラツキ、手足のふるえ
臓腑の中寒
悪心嘔吐などを伴う
瘀血
血液の循環が悪いタイプ。血液の質や血管の状態があまり良くない。
更年期の時期の頭痛、月経前など、生理周期によって痛みが変動する
どの証(病態)による頭痛かで、使う漢方薬も違ってきます。
自律神経失調症、眠れない、うつ

自律神経失調症・ねむれない・うつ

検査しても異常がない、でもとてもつらくなかなかよくならない。人間の意志ではどうすることも出来なく、自ら動く(律する)ので自律神経と言われます。また、更年期が原因で同じような症状が出ることがあるので、自律神経とホルモンは密接な関係があります。女性はもちろん男性でもLOH症候群、いわゆる男性更年期という症状も最近増えてきています。
  • 眠れない
  • 体がだるい
  • めまいがする
  • 息苦しくなる
  • 体がフワフワする
  • やる気がわかない
  • 一人で外出できない
  • 不安がどんどんつのる
冷え性・むくみ

冷え性・むくみ

冷えやむくみは血液の流れが悪くなっている、いわゆる血行不良や、水滞(体の中に余分な水がたまった状態)からおこることが多く、またこの2つが組み合わさってさらなる症状の悪化を引き起こします。
悪くなった血液の流れを改善するのは活血化瘀剤。水滞には利水剤、化湿剤などを処方します。また、冷えが慢性的に続いている場合は、あわせて散寒剤を処方します。
冷え性と一言で言っても、さまざまな冷えのタイプがあり原因や治療法もそれぞれ違います。

冷え性のタイプ

陽虚タイプ
手足が冷えやすく、元気がない、気力がない。手足の冷え、顔色や唇が白い。
湿盛タイプ
身体が重だるく、頭痛、めまい、頭重、下痢、浮腫みなどがある。
血虚タイプ
顔色が悪い、皮膚に艶がない、頭のフラツキ、動悸、息切れ、目のかすみなどがある。
瘀血タイプ
足、下肢、腰は冷えるのに、顔は火照る、「冷えのぼせ」肩こり、生理痛、シミや、あざになりやすいなど。
このように、タイプによって改善の為の漢方薬も違ってきす。また、いくつかのタイプが組み合わさった症状の方もいらっしゃいます。特に女性は、冷えが生理痛、腰痛、頭痛、不妊症などの原因となっている方もいらっしゃいます。冷え性の改善は漢方薬の得意分野でもありますので、食事や生活習慣をみなおしても冷えがなかなか改善されないという方は是非一度ご相談ください。
更年期障害

更年期障害

更年期障害とは

更年期における様々な不快な症状は、年齢とともに卵巣機能が低下するに従って女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」の分泌量が急激に減少することによって起こります。この突然の変化に体がついていけず、ホルモンバランスが崩れて起こるのが「更年期障害」と呼ばれる不調です。

更年期障害の症状・タイプ(一例)

肝気鬱血(憂鬱、情緒不安定、月経不順、お腹のはり)
気滞 肝胃不和(胸お腹の張り、悪心、咽喉のつかえ)
肝気鬱血、肝陽化風(イライラ、抑うつ、緊張、焦燥感、身体の熱感)
肝気鬱血、肝風内動(頭痛、ふらつき、手足の震え)
気血両虚(動悸、息切れ、不安感、目の疲れ、頭がボーッとする)
陰虚火旺(めまい、ほてり、耳なり、寝汗)
一例を出しただけでも多くのタイプがあり、その改善のための処方も沢山の種類があります。それだけ、更年期障害の症状は様々という事ですね。
耳なり

耳なり

耳なりは検査しても、異常がなく、原因不明と言われてしまうことも多い病気です。症状としては外で音がしていないのに音が聞こえる状態でのことで、外が静かになる夜や早朝に大きく感じることが一般的です。病院では、精神的なもの、老化によるものでしょうがない、良くならない、慣れるしかない、などと言われショックを受けられる方も多いようです。
漢方では、原因は水毒からくる耳なり(かぜ、メニエル、中耳炎など)、高血圧からくる耳なり、ストレスからくる耳なりなど、様々なことが考えられます。漢方はそれぞれ全身症状に合わせてお選びできるので、あきらめずにご相談下さい。処方は人それぞれ異なりますので、症状・体質を詳しくお伺いした上でお選びします。

お客様の声

これまでにトミナガ薬品をご利用いただき効果を体験されたまたは体感されている、たくさんのお客様の声を一部掲載させていただいております。

よくあるご質問

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