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icon_kodakara43歳で妊娠、出産できました。

10年前に結婚後、まだ子どもはいらないと思い避妊していたのですが、30歳後半になって、子づくりしようと思いましたが、なかなか妊娠に至らず病院で不妊治療しながら自己流でサプリメントなど服用していました。そんな時、トミナガ薬品の話を聞き、相談してみました。もう42歳になっていて、半ばあきらめかけていたのですが体調に合った漢方薬と自然薬を服用しながら病院の治療も平行していきました。すると、子宮内膜の厚さや、ホルモンの値が良くなってきて、体外受精で妊娠できました。妊娠中も流産予防の漢方薬と自然薬を飲みながらすごし、無事出産できました。両親に孫の顔を見せることができてとても幸せです。

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icon_kodakaraともに38歳のご夫婦

結婚4年目。仕事柄とても忙しく、責任も重く、子どもの事はあまり考えずにすごしてきました。病院でタイミングとりましたがうまくいかず、体外受精をすすめられました。納得いかなくて、漢方で何とかできないかとトミナガ薬品あつこ店に相談しました。病院での検査で少し卵が小さい、高プロラクチン血症とのこと、さらに体の冷えが強い、生理痛と生理にかたまりが出る。夫は特に問題なし。ホルモンバランスを整えて冷えを改善できるように漢方薬と温灸をすすめられて取り組みました。日常生活もできることは意識して改善しました。すると、4ヵ月後に自然妊娠することができました。妊娠中も流産防止と母体と赤ちゃんのためにバイオリンクをのみながらすごし無事出産できました。今は母乳のためにバイオリンクを続けています。本当にあつこ先生に相談してよかったです。

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icon_kodakara体外受精で妊娠できなくて悩んでいました。

トミナガ薬品さんに相談したところカウンセリングを受けながら漢方薬と必須栄養剤を飲むことで体の調子が良くなり気持ちも楽になってきました。1年後、再度体外受精に挑戦。念願の妊娠する事ができました。今は妊娠中に良いサプリメントを飲みながらおなかの赤ちゃんと楽しい時間をすごしています。

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☆漢方で妊娠しやすい体づくり、まずは認定子宝カウンセラーにご相談を(*^^*)

冷え性でも高齢でも悩む必要はありません。女性には本来子供を授かる能力があります。それが生活習慣であったり食事などによって妊娠できにくい状態になっています。あなただけではなくたくさんのご夫婦が悩んでおられます。その理由はちょっとしたきっかけです。不妊の原因はほとんどが冷えまたは高齢化が関係しています。卵が育ちにくかったり月経が定期的な周期でやってこなかったり受精にも何度も流産を繰り返したり。
漢方治療は妊娠する準備を整えます。妊娠しやすい体を作るには専門の知識・最新データを駆使してご夫婦をサポートする必要があります。でないと、何度も同じことを繰り返してしまいます。
じっくりお話を聞いていサポートします。

3人の子育てを経験したカウンセラーが全力サポート

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赤ちゃんが出来ない原因は男女同じ割合

不妊症や不育症でお悩みの方に漢方薬や自然薬で体質改善をはかり妊娠しやすい身体作りを応援しています。 赤ちゃんができない原因は女性側だけにあるのではなく実は男女同じ割合であることがわかってきました。
妊娠についてあきらめずにご夫婦で一緒に考えて見られませんか?
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まず知ってほしいこと

妊娠しやすい体作りの第一歩は良い卵子と子宮から

妊娠しやすい体作りの第一歩は良い卵子と子宮から

ご存知ですか? 女性は生まれた時点で、のちに育ってくる卵胞の元となる 原始卵胞を卵巣のなかに持って生まれ、その数も決められています。幼い女の子の卵巣には、すでに約百万個も存在するそうです。生まれたときは数百万個ある卵子が、思春期には30万個くらいにまで減り、 そこから毎月排卵してゆくので、卵子の在庫はもちろん減ってゆくのですが、 排卵のあるなしに関わらず、多くの卵胞が閉鎖卵胞になり消えてゆき、 年齢の影響を受け、卵子も老化してしまうのです。(=加齢による不妊の一因)
だからこそ、育ってくる卵胞をより良い状態で成長させ、排卵にもってゆくこと、そしてコンディションの良い子宮に受精卵を着床させること、これが何よりも「妊娠しやすい体作り」のテーマです。
さぁ、今からは基礎体温を元に「自分の体のことを知る」というテーマについてのお話です。
自分には何が不足しているのか?どこがうまく行かない原因になっているのか?東洋医学的な視点からも見てみましょう。
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基礎体温について

基礎体温を計っていると、「なかなかきれいな二相にならずかえってイライラする」そんな声もよく聞かれます。しかし、基礎体温がきれいに二相化しなくては妊娠できない、ということはありません。 ただ、基礎体温から得られる情報は、体の内なる声をよく反映します。 また、何よりもひと月に一回ある大事なチャンスを的確に示してくれる場合もあるので、毎日の習慣にしてみるのがおすすめです。
1.正常な基礎体温の波形
  • 高温期が12〜14日ほど持続
  • 高温期が37度近くまで上がり、低温期との差が0.3度以上あること
  • 低温期から高温期に2〜3日で移行するのが理想
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2.低温から高温期への移行が遅い、または高温期が短い
  • 低温期から高温期へは1~2日で上がるのが理想だが、数日かかって上がり排卵日がわからない
  • 低温期が長く、高温期が短い(10日未満)
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このパターンで分かることは、高温期にいっきに体温を上げる力が「冷え」などのため不足しているということが考えられます。東洋医学では血虚といい、血の不足により卵子の成熟が悪く、排卵が遅れ、その結果黄体ホルモンの分泌が悪くなります。西洋医学では黄体機能不全、軽度の排卵障害などが考えられます。プロラクチンというホルモンが高く排卵に障害が起きている可能性もあります。体を温め、血や陽気を補う漢方薬の服用をおすすめします。
3.高温期が安定しない
  • 高温期を保ちきれず、途中で一時的に体温が低下する
  • 排卵しているが、黄体機能不全で、妊娠しても流産しやすくなる
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黄体機能不全とは、黄体の機能が低下して、黄体を持続するホルモン(=妊娠を持続するホルモン)の血液中の濃度が下がること。高温期を持続するホルモンでもあるので、高温期を安定させるためには、体を温め、補陽する漢方や補腎薬を服用します。体の内が冷えていても自覚のない方もいます。日頃の食養生やゆっくりお風呂に浸かるなどの習慣がとても大切です。
4.体温の変動が激しくギザギザの波形
  • 基礎体温の変動が日々激しく、ギザギザの波形となる
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ストレスが多く、自律神経が不安定な方に多いタイプ。西洋医学では高プロラクチン血症、月経前緊張症候群、自律神経失調症などが考えられます。東洋医学ではストレスにより肝気の疎泄作用が乱れ、体温も不安定になっていると考え、肝気を整えてストレスを和らげる漢方の服用をおすすめします。
5.一相性で体温差が生じない
  • 基礎体温が一相性になる

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無排卵月経の疑いがあります。西洋医学では卵巣機能不全、多嚢胞性卵巣、高プロラクチン血症などが考えられ、ピルや排卵誘発剤などの治療になります。東洋医学ではホルモンの流れを整える漢方薬や、脳下垂体からのホルモン分泌を良くする漢方の服用をおすすめします。補腎薬が効果的な場合もあります。
卵子と精子の基礎知識

卵子と精子の基礎知識

卵子

排卵し受精するのに最適な卵胞の大きさ20~22mmほど。(卵子自体の大きさは0.2ミリほどです)脳下垂体からの「排卵しなさい」という命令(LHサージといいます)があると、16~24時間ほどで排卵すると言われています。卵子発育日数は12~18日間くらい。卵子の寿命は排卵後12~24時間(意外に短いのです)卵胞チェックなどで婦人科にかかるとき、E2という項目が記されていることがあるでしょう。これは主に生理3日目と、排卵間近に測定する値で、卵胞の状態をチェックすることができます(詳しくはお店で説明しています)
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卵管

卵管の長さ:7~13cm。卵管の太さ:子宮側からみて、最初の部分の内径が1~2mm、次に続く卵管狭部で2~3mm、次に続く卵管膨大部(精子と卵子が出会う場所)で7~8mmくらいで、この膨大部を過ぎると卵管采(卵子をキャッチする漏斗部分)があり、腹腔へと開口しています。

子宮内膜

着床に適している子宮内膜の厚さは9mm以上と言われます。一般的にクロミッドなどの排卵誘発剤を長期に続けていると、内膜が薄くなり着床しにくくなることもあります。

精子(WHO第5版の最新データーです)

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男性の自然妊娠に必要な最低条件(検査のたびに変動します)
精子濃度:1500万/ml(標準6000~2億)
運動率:40%以上(標準70~90%)
精液量:1.5ml 前進運動率:32% 精子形態(正常形態):4%
精子の寿命は3~5日と言われます。しかしこれも個人差があり、2日くらいの人もいれば1週間くらいの人もいるようです。もちろん、加齢による老化も大きな影響を受けますが、ストレスが強いと精子の運動率や数にも影響すると言われています。また、「禁欲期間を長くしてためると精子が増える」のは過去の迷信です。むしろ運動率が悪くなります。
不妊の原因となる因子

不妊の原因となる因子

不妊症は妊娠の成立過程のどこかに障害があるわけです。その主な原因を挙げてます。

卵巣因子

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排卵障害(排卵しない、してもキャッチアップ障害が疑われ妊娠に結びつかないなど)には、様々な要素があります。LUF(黄体化未破裂卵胞)があると、徐々に黄体ホルモンを分泌し、基礎体温でも高温期になるのですが、実は排卵しないまま黄体化してしまうということもあります。LUFは子宮内膜症などの癒着によって起ることもあるようです。
早発閉経など卵巣機能低下(低AMHなども含まれる)により、卵胞がなかなか育ってくれない。
PCOS(多嚢胞性卵巣)が疑われると、なかなか卵胞が成長しにくく、また排卵しにくい状態になることもあります。

卵管因子

女性側の不妊因子の約30%をもしめると言われます。その原因は内膜症や細菌感染(クラミジア)による卵管周囲癒着などによる機能障害と言われています。また、排卵しても卵子が卵管采(ラッパのような卵管の入り口)に取り込まれない「キャッチ障害」があることも。

子宮因子

子宮奇形、内膜側に出来た子宮筋腫、ポリープによるさまざまな因子が原因。特に内膜症による不妊の原因は、骨盤内癒着、卵管癒着による卵管機能障害、チョコレート嚢胞などによる卵巣機能障害などがあります。

頸管粘液因子

排卵日が近づくと増える頸管粘液の分泌低下や抗精子抗体(頸管粘液のなかに精子を敵とみなし攻撃してしまう抗体のこと)が存在する。

着床障害

受精卵がなんとか着床まではするが、育たない。内膜症や内膜ポリープ、免疫異常などの原因が考えられますが、これは個々の内膜の状態だけでなく、受精卵の力や子宮内の血流の悪化、そして、昨今では「不育症」(妊娠はするのに育ってくれない)が関係するという見方もされるようになってきました。
排卵障害

排卵障害

内分泌機能の低下

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視床下部の機能が低下して、性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)などの分泌が不充分になり、その結果、排卵が起こりにくくなる症状です。多くは原因不明です。 診断方法: 血液検査で血中ホルモンの値を調べることで診断されます。LHやFSHの値が低い場合には、視床下部や脳下垂体の機能低下が疑われます。

脳下垂体の機能低下

脳下垂体の機能が低下して、脳下垂体ホルモン(LH、FSH)の分泌が不充分になり、その結果、排卵が起こりにくくなる症状です。高プロラクチン血症の場合も排卵障害が起きることがあります。
PRL=乳汁分泌ホルモン(プロラクチン)

【診断方法】
血液検査により診断されます。

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多嚢胞卵巣症候群(PCOS)

多嚢胞卵巣症候群とは無排卵症の原因として最も多いものです。慢性的な男性ホルモン過剰状態が特徴で、高アンドロゲン性慢性排卵障害とも呼ばれます。卵巣にたくさんの小嚢胞が見られ、主席卵胞が育ちにくくなるため排卵が起こりにくい。
【診断方法】
超音波検査で、卵巣にたくさんの小嚢胞が見られる場合に診断されます。卵胞が連なって見えるので、ネックレスサインとも呼ばれます。血液検査では、高男性ホルモンの他に高LH、高PRLがみられることがあります。
【自覚症状】
月経周期が長くなるか、無月経となります。PCOSの方は月経が始まったころから生理不順なことが多かった、とよく言われます。症状の強い例では、無排卵に加えて、肥満や、ニキビ、多毛などの男性化がみられます。多嚢胞卵巣症候群の方で肥満の方は、将来、糖尿病を合併しやすいと考えられています。

卵巣の機能低下、異常

【卵巣性無排卵】
卵巣の中には、卵子のもとである原始卵胞がたくさんつまっていて、片側の卵巣に1個の卵胞が発育し、やがて卵胞が破裂し排卵が起こります。この原始卵胞が極端に少なくなり、排卵が起こりにくくなる状態を、卵巣性無排卵といいます。(無排卵症の中でも最も治療の難しいタイプです)血液検査で診断されます。卵巣の中の原始卵胞が少なくなると、血液中のFSH(卵巣刺激ホルモン)が増加します。FSHの基礎値(生理周期2~5日目の値)が10IU/L以上は、原始卵胞の減少を意味しています。
【黄体化非破裂卵胞症候群(LUF)】
卵胞が成長して排卵期が来ても、卵胞が破裂せず、排卵が起こらないままに卵胞が黄体へと変化する症状です。基礎体温は2相性となり、排卵が起こっているように見えます。超音波検査で連続して卵胞を観察することで診断されます。

高プロラクチン(PRL)血症

【高プロラクチン(PRL)血症とは】
プロラクチン(PRL)とは、乳汁分泌ホルモンとも言われるもので、出産すると脳下垂体から大量に分泌され、母乳が出る仕組みになっています。また大量に分泌される授乳期間中は排卵が起こらなくなります。高プロラクチン(PRL)血症とは、このプロラクチンの分泌が増加する症状で、無排卵や黄体機能不全の原因となります。高プロラクチン血症の原因としては、ストレス、甲状腺機能低下、多嚢胞卵巣症候群、脳下垂体のプロラクチン産生腫瘍などが考えられます。胃薬や精神安定剤などの薬剤が原因の場合もあります。
【診断方法】
血液検査でプロラクチン値を調べます。この値はかなり変動しやすく、心理的なものやストレスも影響します。初診時や内診後、あるいは乳房の触診の後では値が高く出る場合がありますので、治療の前には再検査をします。
卵管障害

卵管障害

卵管炎

性交渉などを通じて女性の膣や子宮内に侵入した病原微生物が、卵管の中や周囲に広がり炎症を起こすと、柔らかくてもろい卵管は閉塞したり、繊毛を失ったりします。これが卵管炎です。特に卵巣や卵管の周囲の感染症は、付属器炎と呼ばれます。さらに、炎症が広がり下腹全体に広がり始めると、骨盤腹膜炎と呼ばれます。病原微生物として多いものは、クラミジアです。他には、淋菌、大腸菌などの細菌や、ウレアプラズマ、マイコプラズマなどがあります。

クラミジア感染症クラミジアは大きさで言うと細菌とウイルスの中間に位置する微生物で、性行為を通じて感染します。子宮頚管や卵管内、その周囲に炎症を起こし、症状が進むと卵管の癒着や閉塞を招きます。(特に最近増加している)自覚症状としては、排卵前以外のおりものの量が増加し、下腹が重く、時には痛む場合に疑われます。(しかし、自覚症状がない場合も多く、これがやっかいです)高熱が出ることは稀です。男性では尿道炎の原因となり、排尿時に痛みを感じる様になります。

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子宮内膜症による癒着、キャッチアップ障害

【子宮内膜症とは】
子宮内膜は、卵巣ホルモンの働きにより子宮の内壁に増殖する組織で、受精卵のベッドとなるものです。月経の時に出血とともにはがれ落ち体外へ出ていきます。子宮内膜症とは、この子宮内膜と同じような組織が卵巣や卵巣周囲、子宮の筋肉の中や、子宮の裏側のダグラス窩と呼ばれる所などで生え始めて増殖するものです。これを異所性の子宮内膜といい、その部位で出血し、炎症を起こし、その結果癒着が生じたり行き場のない血液がたまります。卵巣の中に血液がたまると、卵巣嚢胞を形成し、中の血液が古くなると卵巣チョコレート嚢胞と呼ばれます。また、子宮の柔らかい筋肉の中にできた子宮内膜症から出血が起こると、子宮の筋肉はだんだん硬く腫れてきます。これを、子宮腺筋症と呼びます。卵巣にできた子宮内膜症は、排卵を妨げたり卵巣周囲に癒着を招いて排卵された卵子が卵管に吸い込まれるのを妨げます。
【子宮内膜症の自覚症状】
月経時の痛み、性交時の痛み、不妊症が特徴です。特に月経痛がだんだん強くなる場合は要注意です。痛みなどの症状が全くない場合もあります。

卵管留水腫

【子宮内膜症の診断方法】
問診でまず特徴的な症状の有無を調べます。次に内診で、子宮の裏側が硬くなっていないか、痛みを伴うしこりが無いか、卵巣に嚢胞ができていないかを調べます。超音波検査、MRIやCT検査も有効です。血液検査ではCA125や、CA19I9の数値が高い場合に疑われます。腹腔鏡検査は最も確実な診断方法ですが身体的負担を伴います。

【卵管留水腫とは】
卵管に細菌などが感染して炎症を起こすと、卵管内に分泌物や膿がたまって腫れあがります。この状態を卵管留膿症といいます。炎症がさらに進むと卵管の先の卵管采が閉塞し、中の分泌物や膿が吸収され、その後に水がたまります。この症状を卵管留水腫といいます。卵管采が塞がってしまうと、排卵された卵子を卵管内に取り込めなくなり、不妊症の原因となります。もう一方の卵管が正常であれば自然妊娠は期待できます。この卵管留水腫は子宮卵管造影などで発見されることもありますが、ラパロ(腹腔鏡)が1番確実です。

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その他の不妊要因

その他の不妊要因

黄体機能不全

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排卵が起こった後、卵巣には黄体が形成されます。この黄体から、プロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌され、このホルモンは、子宮内膜の成熟を促し、受精卵の着床を助けます。プロゲステロンの分泌が少なくなったり働きの悪い状態を黄体機能不全といいます。

【黄体機能不全と不妊症】
黄体機能不全の場合は、せっかく卵子と精子が受精し受精卵となって子宮内腔に運搬されてきても、子宮内膜の成熟が不充分であるために受精卵がうまく着床できず、不妊症や流産の原因になります。

【診断方法】
基礎体温表で高温相が短かったり、体温が上下する場合に疑われます。
高温期に血液検査をして、プロゲステロン値を数回測定すると、より確かな診断が可能です。

頚管性不妊

【子宮頚管に問題がある不妊症】
子宮頚管には、頚管粘液が充満しています。この粘液は、膣内の細菌が子宮の中へと侵入しないようにブロックしています。この頚管粘液は同時に精子もブロックしますが、排卵が近づくと粘液はみずみずしく透明に変化し、精子が通りやすくなります。ところが、排卵期になっても頚管粘液にこのような変化が起こらず、精子が通過しにくいため不妊症となる場合があります。排卵誘発剤のクロミフェンを長く服用していると、頚管粘液が減ってしまうことが多々あります。

抗精子抗体

【抗精子抗体による不妊症】
本来、抗体とは外敵の侵入を阻止する働きを持つ物質です。女性は精子に対しては普通は抗体を作りません。しかし、まれに女性の体内で精子と結合する抗体が作られ、子宮や卵管の中で精子の運動を止めたり、受精能力を妨げている場合があります。これを抗精子抗体と呼び、不妊女性の数%に見つかります。この抗精子抗体がある場合は、体外受精法以外では妊娠しにくいと考えられます。血液検査で判定します。
男性不妊について

男性不妊について

男性不妊は増加の傾向にある。全ての不妊原因のうち、男性側に問題がある場合が24%、両方に問題がある場合も24%というデーターが発表されました。(WHO:世界保健機構による)実に48%の「不妊」に男性が関与しています。男性の不妊原因には以下の症状があげられます。
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乏精子症

精液中の精子の濃度が薄いものをいい、一般的には、精液1ml中、精子数が1500万以下をいいます。自然妊娠の可能性が低くなり、精子濃度が500万/ml以下になると自然妊娠の可能性は著明に低くなります。

無精子症

精液中に精子が全く見つからないものをいいます。自然妊娠は期待できませんが、精巣上部や精巣そのものには精子が見つかることもあります。造精機能障害の場合はMicroTESEなど、技術の高い専門医にかかることをおすすめします。

精子無力症

いわゆる「運動率」のこと。精液中に動いている精子の割合が、50%を下回るものをいい、自然妊娠の可能性は低くなります。もし、運動率が悪い場合、精巣内に長く精子を溜めれば、精子が酸化され、さらに状態が悪くなります。溜めれば良くなるというのは大きな間違いです。頻繁に射出することが大事なことです。

奇形精子症

精子を詳しく観察すると、上図のように様々の形をしたものがあります。正常な形をした精子が、30%にも満たない場合を、奇形精子症といい、この場合は受精が起こりにくくなり、自然妊娠の可能性はやはり低くなります。しかしながら、正常な姿形をした精子はもともと少ないもの、という専門家のお話もよく耳にします。

これらの症状を引き起こす原因

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意外に知られていないのですが、男性不妊の原因のなかでも4割を占めると言われる精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)も男性不妊症の重要な原因の一つです。どんな疾患かと言うと、精巣(睾丸)に血液が逆流して精巣の静脈血管が瘤(こぶ)状に腫れているもので、疾患自体は健康には影響はないものの、静脈のうっ血により陰嚢内の温度が上昇して、精巣の発育不全、精子の形成不全を引き起こし精子の質を著しく悪化させてしまうことになります。90%が左の陰嚢に生じ、悪化すると陰嚢になかに太いミミズがいるようなボコボコした触感や、ときに痛みも感じる事があるそうです。精索静脈瘤の場合、外科的な手術によって、精子の数、動き、形の改善が期待できるばかりでなく、精子のDNAの質も良くなることが明らかにされています。もしかしたら・・・と感じたら、勇気を出して泌尿器科や男性不妊の外来にかかってください!それはパートナーのためでもあります。
2009年の米国泌尿器科学会では、精索静脈瘤 手術を受けたグループでは明らかに自然妊娠率が高かっただけでなく、手術を受けなかったグループでは62%で体外受精や顕微授精が必要になったのに、手術を受けたグループでは32%であったというデータが報告されています。
また、精子を作るおおもとの機能が、正常に機能しないという造精機能障害と呼ばれるものも多いです。多くは原因不明であり、精巣の中における精子の産生が少なくなっています。精巣では精子が作られているのに、精子の運搬に問題がある場合もあります。精子の輸送路が先天的に欠損しているものを精路欠損症と呼び、輸送路が閉塞している場合を精路閉塞症と呼びます。射精された精子が膀胱に逆流する場合を逆行性射精と呼びます。精液量が1ml以下と少ない場合に疑います。染色体異常が原因で無精子症になることもあります。
不妊治療はことに、女性側に心と体の負担を強いることが多いと感じています。
不妊治療はぜひ2人で受けてほしいと思っております。だんな様の協力的な姿勢や優しさが奥様の負担をやわらげます。また、ご主人さまの精液の状態が良くないと判明した奥様へ。
男性にとって、精子とは自分の分身のような存在であり、その状態が良くない、あるいは無精子と言われた場合は計り知れない苦悩や苦痛があるものです。だんなさまのお気持ちに寄り添い、接してあげてほしいと願っています。
流産について

流産について

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その多くは染色体異常
悲しく、辛く、2度と経験したくはない「流産」意外に知られていないのですが、この流産は全妊娠の15%と比較的高い頻度で起こるものです。その流産には2種類あります。ひとつは「病的」なもの、もうひとつは「病的ではない」もの。

「病的」なもの

流産を引き起こすような因子があり、本来は生まれて来る命が繰り返し途中で失われてしまうもの(これを『不育症』と扱います)。しかしながら、そう頻度は高くありません。 日本における近年の報告では4.2%の割合とも言われます。不育症の検査を行うタイミングや、投薬に関する考え方が、病院や専門医によって違うので、患者さんは(自分は不育症なんじゃないだろうか?)(また流産するんじゃないか?)という不安を抱えながらも、どこに相談すれば良いのだろう、、と悩んでいる方も多いようです。

「病的ではない」なもの

主に染色体異常による「胎児」「胎芽」の「自然淘汰」によって起こる流産。全流産の70%くらいに起こります。「自然淘汰」(意味:自然界の流れで良いものは生き残り、悪いものは消える)女性にとって、やっと授かった赤ちゃんが流産に至った、そこで「自然淘汰」と言われても、なんの慰めにもならないかもしれません。
下記は流産の専門医である「杉隆俊先生」の「不育症学級」からの抜粋です。
「こんなに高頻度で流産が起こることに驚きを感じる人もいるかもしれませんが、単細胞動物ならともかく、人間のような複雑な生物が創られるとき、15%しか失敗しないほうが驚異的であるといえましょう。このような流産は、止めることもできないし、止める必要も無いと言えるのです」
もし、起こった流産が不育症では無い場合、また染色体異常でおこった場合、それはやむを得ない流産なのかもしれません。 どうか早く心の傷から立ち直り、次の妊娠を恐れずチャレンジすることを願っています。

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不妊症と漢方

漢方薬はどんなふうに効くの?

漢方薬はどんなふうに効くの?

近年、漢方薬が功を奏す事例が増え、とても喜ばしいことだと思います。反面、ネットなどでの情報の氾濫により「○○湯という漢方を飲んで妊娠しました」「○○が不妊に効く」といった、特定の商品が不妊症の改善に効くとうたわれているケースがあり、医薬品である漢方薬に対しての誤解があるようにも思えます。「不妊症にはこの漢方薬」という決まったものはありません。なぜなら、不妊の原因は人それぞれ違い、また体質も同じではないからです。

不妊症に使う漢方薬に可能なこと

  1. 冷え症のある人は「体を温め、冷えの改善を」
    (体が冷えていては、ホルモンの分泌や体内酵素が正常に働きにくくなるからです。また、子宮に血液を送るエネルギーが不足するので、体を温めるようにこころがけてほしいです。)
  2. 貧血を改善し、補血(血液を補い流れを良くする)すること。
  3. 血液の滞り(『おけつ』と言います)を改善し、血液のめぐりを良くすること。これによって月経痛などの痛みも軽減することが可能です。
  4. 水毒体質(体のなかの冷えや余分な水分が滞ることによる害)の改善。
  5. ストレスをやわらげ、気の流れを良くすること。
バランスが崩れているからだの場所を改善することにより「子宮に十分な血液と栄養を送り、生命を宿しやすい母体を作ること」これが不妊症で使う漢方薬ができることと言えるでしょう。
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病院の治療できること、できないこと

病院の治療できること、できないこと

近年の不妊治療の発展はめざましく、体外受精で産まれてくる赤ちゃんは年間1万5000人以上と言われています。しかしながら、割合で言うと15〜20%の成功率であり、体外受精の場合は自然妊娠に比べ流産率がかなり高いことにどの病院も苦慮をしている状況です。高度医療の発展はありがたいことでもありますが、やはり限界もあります。そしてまた、妊娠に関して、治療できること、できないことがあります。
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病院にできること

  1. 不妊の原因をみつけること
  2. 排卵を誘発すること
  3. 女性ホルモンを一時的に補充すること
  4. 妊娠のタイミングをあわせること
  5. 子宮ポリープや卵管癒着などを治療すること
  6. 受精の手伝いをすること

病院にできないこと

  1. 卵子の質を高めること
  2. 着床しやすい子宮内環境を整えること
  3. 女性ホルモンのバランスを整えること
病院でできないことは、あなた自身がしていかなくてはいけません。そして、それこそ、食事や生活スタイルを見直し、漢方やサプリメントなどの力を利用していく「妊娠しやすい体づくり」なんです。
漢方的に不妊の原因を考える

漢方的に不妊の原因を考える

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漢方相談にご来店される方のお話をお聞きするたびに思うことですが、特に女性側はみな心身共にお疲れ状態であるということ。 また、自覚がない方もいらっしゃるのですが、体が内から冷えていて、「生命エネルギーを日々の暮らしにまわすのがやっと」で「赤ちゃんを育むまで手がまわらない」。
例えるなら、「無理なダイエットをしたのち、生理が来なくなった」という話しをよく聞きます。これはダイエットして急激に減ってしまった体液や血液を、生命の維持に最優先する心臓や肝臓などにまわす為に体が勝手に生理を止めてしまうよう仕向けるからです。
妊娠というのは、体のなかで、もうひとり人間を作り出すという大変なエネルギーを要す一大イベントです。特に子宮はたっぷりの血液と栄養で滋養されていなければいけません。それなのに、日々の仕事や人間関係で疲れきっていませんか? あるいは体を冷やす食べ物で、血液の流れを悪くしていませんか?加工食品や添加物のとりすぎで内蔵を疲れさせていませんか?
そんな状態がいつの間にかあたりまえになってしまい、生命エネルギーが衰えている人がふえています。衰えた生命力を補うことにエネルギーが費やされるために、子宮や精子などの生殖機能はエネルギー不足になっているのかもしれません。食や生活スタイルの見直しと共に漢方治療を始めてみませんか?

東洋医学的な「腎」と「脾胃」の働き

腎は生殖をつかさどる

一般的なイメージでは「腎」=腎臓。尿を作る臓器というイメージがあるかもしれませんね。東洋医学での意味合いは、泌尿器の働きだけでなく、漢方でいう「精」(せい)という物質(いわば生命エネルギー)の根源がこの腎にたくわえられていると考え、子宮や卵巣もこの腎に支配されています。 そして「腎精」(じんせい)が十分にあれば、生殖機能も元気であり、男性は元気な精子を作り出し、女性は正常に卵巣機能が正常に営まれる、と言われています。 この腎精の働きが低下すると、老化が進み、生殖機能が弱り、泌尿器、骨や歯、耳の働きにも影響を及ぼしたりします。

脾胃は気血生化の源

「脾胃」は東洋医学における一番大きな働きは、食べたものからエネルギーを作り出し、血液を作り出すこと。そしてこの脾胃の働きがしっかりしていれば、気の流れもスムーズに流れます。 各臓腑のなかでも脾胃の働きは、中心的な役割を担っていると言われるほど大事な臓腑です。
この腎精の働きが低下すると、老化が進み、生殖機能が弱り、泌尿器、骨や歯、耳の働きにも影響を及ぼしたりします。

子宝相談の流れ

1.まずは、お電話
1.まずはお電話
0956-28-37100956-28-3710(10:00~18:00)店休日(月・日・祝日)以外に。
「ホームページを見て、子宝の相談がしたい」とおっしゃって下さい。(この時、大まかな今までの経緯、現在の症状やお悩みを教えて下さい)しっかりと、ご相談の時間を確保する為に、予約制をとらせていただいております。ご都合のよろしい時間をお知らせ下さい。
※どうしても、月・日・祝日、夜間しか時間がとれない方はご相談下さい。(可能な限り対応させていただきます)
2.ご来店・カウンセリング(問診)[無料]
2.ご来店・カウンセリング(問診)
お店がわからない時は、お電話下さい。店の前でお待ちします。遠慮なくお申し出下さい。(駐車場完備)
ゆっくりくつろげる相談コーナーでリラックスして、お茶を飲んで下さい。これからの方針やご希望を遠慮なくお話下さい。どんな些細な質問でもお聞きします。
3.処方
3.処方
基礎体温の状況やカウンセリング内容で必要な処方をお伝えします。ご予算に合わせて、一番良い方法を考えていきます。トミナガ薬品は、お客様のご予算に合わない高額な商品を無理に押し付けることは決して致しません。ご安心下さいね。(だいたい1ケ月 11,286円~45,000円程度です)
他に食事の習慣や生活習慣など、気を付けなければいけない事をお話させていただきます。子宝に取り組んだ結果、病気に強い健康な体にもなれるように、配慮しながら、進めていくようにしております。
4.アフターフォロー
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お客様がご来店される度に、お体の状態等をお聞きし、お体の変化や改善したこと気になったことなどをカルテとして記入し大切に保管していきます。あせらず、あわてず、あきらめない精神で頑張りましょう。

温灸

手軽に自宅でできる温灸器具
今年は温灸で温活!

ここ数年、温灸の良さが見直されてきて、若い女性が「温活(おんかつ)」の道具として、使用するケースも増えてきました。昔の温灸のイメージ、「煙っぽい」「くさい」「熱い!」ということはありませんのでご安心を。ご自分のリラックスタイムに、冷え、こり、痛み、など体の気になる場所にあてて簡単に温灸治療を行うことができます。
「どこのツボ(経穴)にあてればいいの?」
「どこを温めると効果的なの?」
お店で聞いてくださいね。

*温活・・・積極的に体を温め、冷えを改善しようとする活動のこと。五本指ソックスやしょうが湯、漢方なども含まれる。
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耳に温灸

耳は全身のツボの集合体です。耳に温灸することで一度に全身のツボを刺激したことになります。また、耳を温めることで脳への血流量が増えリラックス効果が上がります。
様々な体の不調のおおもとであるストレスを癒す効果が期待できるのであつこ店にきてくださっている皆様の妊娠率のアップにもつながっています。

低温期温灸療法

良い卵子を育むためにも

卵子が成長し排卵するまでの低温期に温灸をあててゆきます。おもに*「妊娠三穴」と言われるお腹まわりの経穴を中心に温灸を30分行う方法です。骨盤内の血流を良くすることで、卵子の成長をバックアップ。また、温灸には深いリラックス効果があるので、ストレスの軽減、睡眠障害にも効果的です。ストレスは活性酸素を発生し、卵子の質にも影響します。また、子宮内膜が薄いという方にもおすすめです。
*妊娠三穴の温灸法についてはお店でお問い合わせください。

自宅で手軽に好きな時間に温灸できる♪

邵氏温灸器セット内容

邵氏温灸器 1個
温灸剤 1箱(30+2個入)
巾着袋 1個
固定ベルト 1本
温灸ハサミ 1本
温灸の本 1冊
取扱説明書・保証書
医療添付文書

1セット9,300円(税別)
*火を使います。チャッカマンやライターのみご用意ください。温灸持続時間は約30分です。
邵氏温灸器セット

お客様の声

これまでにトミナガ薬品をご利用いただき効果を体験されたまたは体感されている、たくさんのお客様の声を一部掲載させていただいております。

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よくあるご質問

お店に相談するのを躊躇している方へ
電話予約する前に、いろいろ知りたいことがありますよね。
そこでお客様からよく聞かれる質問を『よくあるご質問』のページでご紹介しています。

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『よくあるご質問』を読んでもまだ不明な点がございましたら、どんどん質問してください。
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